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ジェンダーという概念

12月29日付朝日新聞に一面を使って美しい「ジェンダー」に関する記事が載っていた。
しかし、ここで一方的に宣伝されているジェンダーは
それだけのものではないことは明らかだ。
男女の完全平等を主張するフェミニズムの理論的主柱として
フェミニズムを大いに助けてきたのだ。
そのフェミニズムの主張とは、
結婚制度の否定、主婦の否定(主婦を娼婦と非難した)、大家族の否定、
男らしさ・女らしさの否定、母性愛の否定、
完全な性交の自由すなわち性的放縦の推進、
ジェンダーフリー教育の推進(豪州で実施されている教育、男女混合名簿、男女共学などの推進)、
同性愛の公然化、
男女の合理的な役割分担の否定、女性の兵士化、
聖書の否定(Heを書き換えようとした)
などだ。
「ジェンダー」に関する運動はこのフェミニズムと不可分であり、
フェミニズムの上のような主張を実現するために働いてきたのだ。
そのような明白な事実を否定し、
フェミニズムというイデオロギーの利益を一方的に宣伝する朝日新聞。
新聞は公器ではないのか。
朝日新聞はフェミニズム運動の宣伝紙か。
そして、この運動の背後には国際共産主義運動に極めて似た
国際フェミニズム運動というものが存在する。
フェミニズムの主張する「女性の時代」とは上のような主張が実現し
ジェンダーという概念を生み出し普及させた国際フェミニズム運動の指導者が
権威と権力を握る世界のことなのだ。
そして、その究極の目的は男女の逆転だ。
確かに、世界、特に第三世界の女性の境遇に改善すべき点があるのは事実だ。
しかし、それはフェミニズムによって為されるべきではない。
それはフェミニズムの上のような主張の実現に力を与えるからだ。
男女平等とは区別された我々の主張する男女対等という考えに
基づいて為されるべきなのだ。


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